史料掲載の方針
史料掲載の方針について
過去より歴史は何かしらに書き残され、現在に伝えられてきました。
しかしそれら史料は、数多くの史実のごく一部が書き残され、さらにその一部でしかなく、我々は何万分の一の「歴史」を見ているに過ぎません。
紙の史料でさえ、そうなのです。
であれば、ネット上にある史料はどうなるのでしょうか。
近年ネット社会となり、様々な史料はデータとしてデジタル化され電子の海に漂うようになりました。
しかしデジタルは大きな問題を抱えています。すなわち、いとも容易くデータが改竄されたり消去されたりする、という事です。
インターネット聡明期より数多くのwebサイトが作られました。たくさんの事件が起きました。しかしそれらを我々に伝えるデータはどれだけ残されているでしょうか。
消えたサイトを保管する形で立ち上がった別のサイト、または魚拓の様に過去を知る事ができるサイトが存在します。しかしそれらも管理者やサーバの考え一つである日突然この世から消えてしまう危険性があります。
当会で保存するデジタル史料は基本的に開架します。また出典元などの情報は可能な限り掲載し、その史料自体はできる限り画像データにします。
史料を画像データにする理由は、安易な改竄や消去を防ぐためです。
本来は出典元のリンクを張るだけでとどめるのが筋だと思いますが、出典元が突然そのデータを消す可能性があります。また告知もせず記事の内容を変える事も多々あります。
これではただでさえ3次史料4次史料となるデジタル史料が、その信憑性をさらに低下させる事になりかねません。
そのためあえて画像データにして保存しています。
なお掲載の方法に問題がある場合は閉架する事がありますのでご容赦ください。